勇志国際高校には、生徒の皆さんや保護者の方々が安心して学校生活が送れるよう、スクールカウンセラーの先生がいます。
今回は、毎月発刊している学校新聞「ポプラ通信」に連載をしているカウンセラーだよりをご紹介します。
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真面目で責任感が強いことは良い事かもしれませんが、今生きていることをそのまま楽しめることが一番大切だと私は思っています。
このことを強く実感したのは、数か月前のことでした。愛犬が急に食べられず立てなくなり、一週間と経たずに亡くなってしまったのです。愛犬がいなくなって初めて、その存在がどれだけかけがえのないものだったかに気付きました。というのも、経済的にも体力的にも、自分にとって大型犬を飼うことはいろいろな面で無理をする必要がありました。「散歩行かなきゃ」「お金どうしよう」「事故が起きたら大変」と責任感や義務感でいっぱいで、犬との時間を楽しむことがおろそかになっていました。「あの時間こそが、幸せそのものだったのに…」と後悔しても、私が飼っていた犬は世界でたった一匹の、替えのきかない存在なのです。
みなさんはどうでしょう?責任感や義務感、将来への不安に縛られて、今ある幸せを見逃していませんか?ただ存在していることに価値があり、がんばるとかがんばらないとかは、二の次だと私は思います。
たまには肩の力を抜いて、ぼんやりと「今」を感じてみてください。無駄だと思うことをしてみてください。これまで見えていなかった、美しいものや面白いことが、意外な場所に転がっているかもしれませんよ。
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勇志国際高等学校では、専属のスクールカウンセラーの先生に相談ができます。オンラインで利用できるので、自宅から気軽に、また生徒だけでなく、保護者の方のみの利用も可能です。
生徒の皆さんはポータルサイトより予約ができますので、ぜひ活用してください。