被災地の学校だからできる「真の教育」を目指します!!
勇志国際高等学校 校長 野田将晴
今回の熊本震災で犠牲になられた皆様のご冥福とご遺族の皆様に衷心よりお悔み申し上げます。そしてお怪我をなさったりご自宅や社屋、家具などの損壊にあわれた多くの被災者の皆様、今も続く余震とライフラインが途絶える中で避難所や車中での寝泊りなどを余儀なくされている多くの被災者の皆様方に、心からお見舞い申し上げます。
そして、在校生、保護者のご無事を祈るとともに、今から勇志に入学しようと思っている皆様、さらにこのホームページをご覧いただいて心配してくださっている皆様方に、心から感謝申し上げるとともに、謹んで以下の通りご報告申し上げます。
おかげさまで在校生は無事です。まだ安否確認がとれていない生徒もいますので、引き続き確認作業をしております。保護者様やご家族が亡くなった生徒や自宅が全壊、半壊した生徒は12名います。学校挙げて、全力でサポートしてまいります。
教職員は全員ケガなく無事でした。何名かの職員は自宅が崩するなどの被害はございましたが、家族ともども元気です。
なお、本校校舎、熊本学習センター施設とも、被害はなく今まで同様使用可能ですからご安心ください。
私たちは、この難局を必ず乗り越えます。
勇志の教職員の合言葉は、「危機こそチャンスなれ」です。その危機が大きければ大きいほどチャンスも大きいと信じてきました。
この難局は、私たち教職員にとっては、被災地の学校だからできる「真の教育」を確立していく大きなチャンスだと思っています。
今、我が国の多くの若者が、生きていく自信と日本人の誇りを見失い、さまよっています。そのような若者たちが、輝かしい未来に向かって雄々しく歩み始めるきっかけづくりは、被災地の学校だからもっともっとできるはずです。
今朝(4月19日)の会議で、全員でそのことを再確認し、危機をチャンスにする活動を開始したところです。
たくさんの方々から励ましのお言葉をいただいています。本当にありがとうございます。
「幸せは感謝の数だけやってくる」
感謝、感謝、感謝でたくさんの幸せを生徒たちにプレゼントしてまいります。