平成23年3月11日は、私たち日本人にとって未来永劫に忘れられない日になりました。
いうまでもなく東日本大震災の日です。巨大地震と巨大津波、そして史上初めての原子力発電所の事故というトリプル災害が東北地方を直撃しました。その余波は関東地方に留まらず全国に、いや世界に及びました。おびただしい犠牲者と被災者がでましたし、太平洋沿岸部は何もかも壊滅してしまいました。
しかし、被災地において被災者のみなさんが示された、冷静で秩序正しい行動や、助け合い譲り合い分かち合う姿に、世界中の人々が感動し涙しました。日本人の世界に誇る美徳が甦ったのです。
その美徳とは、「絆」であり「共同体意識」でした。世界中が忘れていた人間として生きていく上で最も大事なものが、この「絆と共同体意識」だったことに世界が気づいた瞬間でした。それは私たち現代の日本人にとっても同様でした。
我が勇志国際高校は、このたび、3月11日を中心に毎月の11日を「絆の日」とすることを決定しました。
そして、本校、熊本学習センター、福岡学習センター、千葉学習センターにおいて、更には賛同いただける提携校において、生徒のみなさんと全教職員が一緒になって、校舎内外及び近所の道路や公園などの公共の場所の美化活動に取り組むこととしました。
それは、東日本大震災の記憶を風化させないためであり、被災者の皆様方や被災地のことに何時までも心を寄せていくためであることはもちろん、そこで示された「絆」と「共同体意識」を、一時的なものとすることなく、私たちの心の中に定着化させ、一層深化させていきたいと考えてのことです。
そしてこの本校の取り組みをモデルとして、この運動が
各地に広がり、いつの日か3月11日が「国民の絆の日」
として制定されることを願って、活動の輪を皆で広げて
いきたいと思っています。
まずは 毎月11日 の絆の日の美化活動にご参加ください。