通信制高校である本校はインターネットを活用して学習しています。
このインターネットの普及によって、自宅にいるだけで人とのコミュニケーションや、ショッピングを楽しむことができるようになりました。また、最近では、携帯電話からもネットを利用できるようになり、私たちはますます便利で快適なライフスタイルを営んでいます。
しかし、その一方でネットが絡んだ犯罪は年々増加傾向にあります。インターネットは使い方を間違えるととんでもないトラブルに巻き込まれるおそれがあります。今月はネットとの上手な付き合い方についてお話します。
1、ネット利用における4つの危険
①ケータイ依存
友達と、夜遅くまでメールの送受信を行ったり、オンラインゲームやサイトの長時間にわたる利用によって
家族や友達との対面でのコミュニケーションが苦手になったり、睡眠不足や眼精疲労、集中力の低下を引き
起こします。
②ネットいじめ
ブログや掲示板を使った、誹謗中傷(ひぼうちゅうしょう)や、写真の無断掲載や無断転送など、ネットを利用
した特定の個人への集中攻撃によって被害者は、甚大な精神的被害を被ります。
③ネット誘引
出会い系サイトをはじめ、様々なコミュニケーションサイトを介した誘い出しによる、多くの性犯罪や金品の恐喝、
暴行が増えてきています。
④ネット詐欺
クレジットカード情報を盗み出したり、架空の請求書を送りつけてお金を振り込ませるなど、お金をだまし取ろうと
する大人がいます。
2、ネットトラブルに遭わない為の対策
①利用時間を決める
ネット依存にならないようにするためには、ネットやメールの使用時間を決めることです。例えば、
夜遅くまで友達とメールをすることはお互いの生活習慣を乱すことになります。利用する時間をきちんと
決め、自分の生活のリズムを守るようにしましょう。
②正しい情報を見極める判断力を持つ
複数の人物からのネットでの誹謗中傷は、一人の人物が他の人のメールアドレスに見せかけて複数の人物
になりすましていることがあります。理不尽な嫌がらせに対しては鵜呑みにせず、あまりに悪質な場合は
まわりの人に相談したり、警察に届け出ましょう。
③個人情報を流出させないようにする
パソコンにはセキュリティソフト、携帯ではフィルタリングなどを使い個人情報が流出しないように
心がけましょう。また、お店などで住所やメールアドレスを記入する欄があった場合、「あやしい」と
思う時は記入しないようにしましょう。
④ネット上で知り合った人とは会わない
出会い系サイトなどで出会った人とは、会わないようにしましょう。顔写真などが送られてきても
あなたを呼び出すために別人のものを使っていることが少なくありません。
誘惑の多い夏休み インターネットを上手く付き合い快適で安全な生活を送りましょう!
生徒指導部長 三浦大樹